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エコ・温熱環境

Q:断熱材について

viviさん
新築戸建てを考えているのですが、様々な工務店や大手ハウスメーカーを回っているなかで、断熱材としてグラスウールや吹き付けのもの、オールラップという熱遮断材?など様々で、何が最良なのかわからなくなっています。グラスウールは湿気など吸いやすくカビてくるとか聞きますし…オススメの断熱材などありましたら教えていただきたいです。
2017年01月09日投稿
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feve casa登録専門家による回答 No.001
関年希

断熱材

関年希
色々な断熱材を使用してきましたが、現在は
「麻入りセルロースファイバー」を採用しています。
断熱性能だけでなく、防音性能が素晴らしく殆んどの入居者からお褒めの言葉を頂いてます。
更に断熱性能を上げたい場合は外断熱も併用しています。
2017年01月09日時点の回答です

回答ありがとうございました。「麻入りセルロースファイバー」はじめてお聞きしました。参考にさせていただきます!一つ、私の住んでいる町は田舎で、工務店なども数えるほどしかありません。”この工務店はこの断熱材”という見方で工務店を決めるものだと思っていたのですが、どこでも希望の断熱材を取り扱ってもらえるものなのでしょうか?

2017年01月10日 viviより

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feve casa登録専門家による回答 No.002
寺澤秀忠

断熱材の選択

寺澤秀忠
予算によって断熱材を選択します。

予算があれば私も麻入りセルロースファイバーの充填をお薦めします。それとアルミシートの遮熱材を併用します。

充填工法は隙間なく密度を高く断熱材を充填させます。
外気の影響が少ない快適な室内環境になります。

コストを抑えるときは予算に合わせて羊毛など提案します。

ホームページに断熱材について纏めていますので
お時間のある時にご笑覧ください。

URL→ http://www.syotaku.jp/cat78/

参考になれば幸いです。

【一級建築士事務所 匠拓 寺澤秀忠
FB:http://www.facebook.com/OfficeSyotaku
Tw:http://twitter.com/syotaku
WEB: http://www.syotaku.jp/
2017年01月09日時点の回答です

回答ありがとうございます。ホームページも見させていただきました。わかりやすくとても参考になりました。遮熱材のことで一つお聞きしますが、断熱材を入れずに遮熱材のみというのはいかがでしょうか?私の聞いたところはオールラップ(遮熱材)のみと言っていたので。。

2017年01月10日 viviより

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feve casa登録専門家による回答 No.003
寺澤秀忠

遮熱材について

寺澤秀忠
viviさん

遮熱材だけで設計した依頼はまだないので、オールラップのホームページを探して読んでみました。メーカーが言うように75%の熱移動の損失を抑えているなら、遮熱材のみでも大丈夫かもしれません。オールラップはアルミの遮熱材と薄い断熱材の組み合わせなので、効果は高そうに思います。個人的には屋根・壁・床の空気層での熱移動を抑えたいので、何らかの断熱材を充填したいなとは思いますが。

【一級建築士事務所 匠拓 寺澤秀忠
FB:http://www.facebook.com/OfficeSyotaku
Tw:http://twitter.com/syotaku
WEB: http://www.syotaku.jp/
2017年01月10日時点の回答です

お調べいただきありがとうございます。参考にさせていただきます!

2017年01月11日 viviより

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feve casa登録専門家による回答 No.004
小松原敬

断熱材と断熱等級

小松原敬
横浜の設計事務所です。
等級4の断熱材の選択表と施工の際の厚みの表を添付します。

断熱材は製品によって断熱性能が違います。
それぞれの製品が分類される種類ごとに充填する厚さが違います。

断熱材は繊維系と発泡系のものがあります。
繊維系のものは、躯体内に結露しないように室内側にきっちりビニールを張り詰めなければいけません。
発泡系は基本的にそれは必要ありませんが、透湿抵抗(湿気の通しやすさ)が製品によって違うので若干注意が必要な時があります。

オールラップというのは、単体としてのデータはありますが施工の際の厚み等を考えるとメインの断熱材としては選びにくいと思います。
実際に技術基準表の中にはありませんし。
2017年01月10日時点の回答です

様々な断熱材があり戸惑いがありましたがそれぞれの特性を理解しよく考えてみたいと思います。ご回答ありがとうございました。

2017年01月11日 viviより

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feve casa登録専門家による回答 No.005
吉田武志

断熱材の種類を考えるより先に、目安となる断熱性能Q値とC値を設定する

吉田武志
はじめまして、栃木県宇都宮市でヨシダクラフトという工務店を営んでおります。吉田武志と申します。一級建築士事務所登録もしており建築設計事務所も兼ねております。

質問を読ませて頂きました。

他のQ&Aサイトを見ても、断熱材の種類に重点を置いて依頼先を選んでいる人がいますが、断熱性能Q値とC値をクリアした上で、断熱材の種類を考えるのが合理的です。

いくら良い断熱材を使っても薄くて効果が無かったり、分厚い高性能な断熱材を使っても、断熱材の施工方法が悪かったら効果が減るからです。

依頼先を選ぶ際には、過去の施工例での温熱シュミレーションソフトのデータでQ値と、隙間相当面積C値の実測データを見せてみもせらうと、依頼先選択の目安になると思います。

Q値は家の断熱性能の目安になりますし、C値は現場で実測しますから、断熱材と気密材がキチンと施工されているかの目安になります。

ちなみに私の住む温暖地である栃木県宇都宮市では、Q値1.5以下にすると、間取りや採光環境にもよりますが超ローコストで全館暖房が可能になると言われています。

全国的に見て、Q値1を切るような超高性能住宅造っている住宅会社の断熱材の仕様は、コスパの高い高性能グラスウールを使っていることが多いです。キチンと断熱気密工事をすればグラスウールは、カビる心配はありません。

私の断熱材使用遍歴は、発砲ウレタン吹付け(RC造)→グラスウール→ウレタンパネル(FPの家)→高性能グラスウール(新住協)となり、高性能グラスウールで落ち着いています。

断熱気密の性能によって、どんな住み心地になるかを書きました。よかったらご覧ください。
2017年01月14日時点の回答です

回答ありがとうございます。グラスウールはカビなど心配いらないのですね、安心しました。Q値、C値を参考にしっかりと見極めて行きたいと思います。

2017年01月21日 viviより

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