<建主さんへのメッセージ> 「おおらかな住まい」という考え方を提唱しています。 奈良天平時代の貴族の館にあこがれます。巨大さに憧れるのではありません。大きめの一室空間に几帳などで区画しながらその場をシツラえて生活するスタイルにです。家族の声、物音や空気を感じながら、共にひとつ屋根で住まいするスタイルです。つい最近までそのような生活があたりまえだったように思うのですが。親の背中を見ながら学び、あるいは子供のちょっとした仕草に成長を感じながら、日々を暮らす生活空間に思いを馳せます。 ひとが安心するのはしっかりしたものに囲まれ、包み込まれていると感じるからだと思います。堅固であると見なすのは、それを形づくっている柱や梁が目に見えて、頑丈にできていると感じ考えるからです。建物を構成している骨組みが目の前に見えている必要があります。 人には、各人各様に価値観や考え方・センスといったものがあります。生活スタイルがあります。それは個別なものであり、また自覚していない場合もあると思います。昨日の食事内容すら忘れるのに、無自覚なクセや好き好みから発生する生活スタイルなどなかなか理解できません。ですが「住まい」を建てようとするとこれを理解しないとなかなか先に進みません。 この生活スタイルを共に模索し ひも解きながら、それに合った堅固な骨組みをデザインし、提案したいと思います。 先の貴族の館は現代でも見ることができます。法隆寺伝法堂です。これは貴族から法隆寺に寄進され、一部増築されて、今は仏像群の住まいとなっています。いつもは公開されていません。似たような空間は新薬師寺本堂で見られます。建設時は食堂として建てられたようです。 太い丸太を豪快に使い、ムクの木材が処せましと並べられている姿に、どのような地震でも台風でも、安心して暮らすことができると得心します。これは、森の中で生活していた古いふるい時代の人間の記憶に染み付いた遺伝子を引き継ぐからなのではないでしょうか。森を現代住宅にデザインする。そのような住まいをわたしくは「おおらかな住まい」と称しています。
所在地 | 東京都板橋区板橋 1-53-12-2501 |
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ホームページ | http://www31.ocn.ne.jp/~ohu |
対応可能な工事費 (坪単価)の目安 |
木造:坪70万円~ 鉄骨造:坪80万円~ RC:坪90万円~ |
設計料の目安 | 総工事費の10%〜 |
設計相談の進め方 |
まずは お見合いから始めたいと思います。相性が合うか、お互いに信頼できるか? 求めているものを明確にし、それにふさわしい応答ができるか? そのためには一緒に考えるということが大事になります。任せれば設計ができ上がるものではありませんし、納得して受け取ることもありません。自分の求めるものがハッキリしていることはまれだと思います。一緒に考えることで、明確になることが多々あります。お酒は飲める方ではないですが、醸造アルコールではなく、吟醸酒が美味しいと思います。吟醸酒に匹敵する住まいのお手伝いをさせていただきたいと思います。 |
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