大人になったら住んでみたい、余裕の或る空間づくり。

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家を建てるきっかけのひとつは家族が増えるということもありますが、子どもが巣立った後につくるとしたら、また違った雰囲気になるでしょう。今回はそのような大人の家づくりにも大変参考になる事例をご紹介します。

窓の外をゆっくり眺める時間がある贅沢

広々とした空間に堂々と存在感を現している、大きな梁。LDKの前面の大きな紅葉の木とシンクロして、まるで家の中にも木が生えているかのよう。この大開口からゆっくりと流れる時間を楽しみたい空間です。

深い庇の贅沢を知る。

庇が深いとなぜこんなにも空間が美しく見えるのでしょうか。外界の騒音を遮断するような力が、深い庇にはあるように感じます。物理的な仕切りを設けずに空間を仕分けることができるこの深い庇の力を知るのは大人だからこそではないでしょうか。

縁側でお茶を楽しむ悦び

屋根に包まれた、落ち着いて広々とした縁側。ここで風景を眺めながらお茶を飲んだり、ごろんと横になったり。そういう時間が、忙しい私達にもたまには、必要なのではないでしょうか。

優しい光を感じる大人の空間

ナラの木をたっぷり使った、落ち着きの或る空間。造作家具や建具も全てオーダー製作。暖かみのある仕上がりです。奥に広がる庭、庭の向こうの木製の塀までも全てコーディネートされているかのような一体感です。
家を建てるタイミングは人それぞれです。子どもができたとき、二人で新しい生活を始めるとき、子どもが巣立った後。それぞれのタイミングで造りたい空間も違うと思いますが、こんな落ち着いた空間、いつか作りたいと思いませんか。

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ライター/writer amodanca