リビング内階段の魅力に迫る

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近年、リビングの中に階段を設置する家が増えています。

階段は単なる移動のための機能だけでなく、空間のアクセントになったり、インテリアの主役になったりと、その役割は大きく進化しています。

リビングの主役

木の風合いが美しいリビングダイニング。
そこから続く階段は、なんと北山杉の切り株を1段目に据えた本物志向のデザインです。切り株から始まる階段はリビング脇をゆるやかに連なりながら上へと伸び、段差も抑えめに設計されています。年を重ねても無理なく昇降できるよう配慮されたこの構成は、見た目の美しさと機能性を両立したリビングの主役です。

スキップフロアもひとつのリビング

階段の途中には広めの踊り場(スキップフロア)を設け、その奥には造り付けのカウンターデスクが鎮座。
ご主人の作業スペースとして、奥さまのミシンスペースとして、お嬢さまの勉強コーナーとして──家族それぞれの用途に自然と溶け込み、リビングの一部として大活躍しています。
広いスキップフロアは、「作業をしながらも家族とつながっていたい」という奥さまの発想から生まれたもの。
暮らしへの愛情が感じられる仕掛けです。

階段下も立派なスペース

階段下の“デッドスペース”をワークスペースに仕立てた例もあります。
階段幅に合わせたコンパクトなデスクが設えられ、まるで秘密基地のようなワクワク感を演出。
大容量収納にするのも定番ですが、こうした居心地のよい小さな居場所にすることで、家族の息遣いを感じられる新たな空間が生まれます。
リビング内階段ならではの活用法と言えるでしょう。
家族との距離がぐっと近くなるリビング内階段。空間にアクセントを加え、住まい全体を垢抜けさせる効果も期待できます。
階段の位置や形、素材をじっくり検討して、暮らしに合ったベストな一手を探してみてください。

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ライター/writer midori