動線を考えると、家は数倍輝く。

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家は見た目やインテリアデザインだけでなく、実際に暮らす際、どれだけスムーズに動けるかを考え作るべき。

そう、大切なのは動線です。

しかし、一口に動線と言っても目的や用途、場所によって動線具合も変わってきます。

「こんな時、どんな動線なら機能的かな?」そんな思考を常に持つようにしましょう。今回は、スムーズに動ける動線を作った住宅をまとめました。

作りたては即配膳

流しの下部をオープンにしたキッチンは、椅子に腰をかけての作業も可能です。

料理の下準備に時間がかかる時に椅子があると本当に楽!

手間暇かけて作った料理は、すぐさま手前のダイニングテーブルへと並べられるという動線を描いています。料理をすぐに配膳できないことは、毎日のことになると少なからずストレスになるものです。

そんなストレスは全く感じさせないキッチン。日々の料理が楽しくなりそうです。

3パターンの動線を

キッチンとダイニング。キッチンとリビング。そしてキッチンとウッドデッキという3パターンの動線を確保した空間です。

動線ごとにパターンがあると、家族それぞれの過ごし方にもバリエーションが生まれます。

窓を開ければウッドデッキと屋内空間が一つの空間となり、また違った雰囲気の中でゆったり寛ぐことができます。

動線をホテルに倣う

寝室の中に洗面室と浴室を作った空間です。

デザインホテルや旅館の風呂付客室によく見られるこの設計は、効率よく空間を使う動線を考えられたもの。
ご自宅に取り入れて活用するのにおすすめの動線設計です。

寝室から浴室に直行できる動線は、朝起きてすぐにシャワーを浴びたい方、お風呂上りにすぐベッドにもぐりこみたい方にとってかなりありがたい動線です。

階段はリビングに

階段を直接リビングへと繋げることで、2階からの動線効率が格段にあがります。

また2階に子供部屋などがある場合、必ず子供がリビングを通る設計でもあるので、家族とのふれあいの時間が自然と多くなるという点もメリットとして挙げられます。

リビング内の階段はデザイン性・インテリア性も抜群。ゆるやかに伸びた階段は、内観を邪魔することなく、ゆとりと抜け感も加えてくれています。

家事動線と回遊動線とがばっちりです

なんとこのテラス、洗面室からも直結しています。洗面室からそのままテラスで洗濯物を乾かせる回遊動線もばっちり!

どこへ行くにも家事動線をしっかりと考えられた設計は、家事をする方にとってかなりありがたいはず。

開放感溢れる大空間では、いろいろな過ごし方ができそうです。
動線を考えるということは、生活スタイルそのものを考えるということ。

普段の生活習慣を振り返り、それに沿った動線、更には効率があがるような動線を考えてみましょう。

そうすればきっと、ますます心地良い暮らしが手に入るはず!

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ライター/writer midori