お湯を沸かして、お茶を飲もう。家の中は、どこでもカフェ。

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今日も寒いので、ストーブをつけています。ストーブの上の鉄瓶が、シュンシュンとお湯を沸かしています。仕事を終え、夕飯を済ませ、食器を洗っていると、同じく夕飯を済ませたシェアハウスの住人が食器を洗いにやってきたので、「お茶でもどうよ?」と誘ってみると、「呼ばれますかな!」という流れになりました。自室に住人を招き、鉄瓶のお湯でコーヒーを淹れていると、香りに誘われて、別の住人が、「おっ?やってるね?」と顔を見せたので、「まぁ君も飲んでいきなさいよ」と誘ってみると、「おいしいクッキーがあるんすよ」という流れになりました。お酒ではなく、お茶。おつまみではなく、お茶菓子。和やかな部屋カフェの夜は更けていき、あくびが出る頃、解散しました。みんなが寝静まった頃、本を読みながら、改めてお茶を淹れます。深夜の1人カフェは、新聞配達のバイクの音が聞こえてくる頃、閉店です。

長居可能な自宅のリバーサイドカフェ。

冬は日照時間が短いので、積極的に日光を浴びたいなと思います。外出時、オープンテラスのカフェに行くことがありますが、陽があたる席を確保しても、太陽がどんどん移動して行くので、あまり長居ができないのが難点です。広々としたウッドデッキと、太陽をさえぎるものがないこの環境は、もはやフリーダム。自由を謳歌しすぎると、もやしのように白かったお肌が徐々に小麦色になっていき、同僚に、「あいつはちょくちょくハワイに行ってるみたいだけど、いつマカデミアンナッツチョコ買ってきてくれるんだろう」と期待されてしまうので、お肌のケアは忘れずに。

食後はやはり畳で正座で緑茶ですかな。

ダイニングキッチンでお昼を食べたら、緑茶を淹れて、こあがりに移動。外の風景を楽しみながら、正座でズズッと緑茶をすすった後は、畳でゴロンとうたた寝を。それはもう最高な休日です。年頃の娘に、「お父さん、近所にちょっとこじゃれたカフェができたんだって。友達と行くからおこづかいちょうだい」などと言われたら、「ちょっとこじゃれたカフェならな、この家にもあるんだぞ。名づけて畳で正座で緑茶カフェだ」と言って、年頃の娘に緑茶のいっぱいでも淹れてあげましょう。

リゾートカフェで光合成。

家具のチョイスは大切ですねぇ。ルーフバルコニーに置かれたこのまったりチェアーが、くたびれきった事務イスだったら、生きる気力が一気に失せてしまいます。このリゾート的まったりチェアーがあるからこそ、バルコニーに出て、冬の短い日照時間を惜しみながら、せっせと光合成ができるわけです。トロピカルドリンクを飲みたいところですが、体を冷やしてはいけません。かといって甘酒では、行く歳来る歳除夜の鐘ですから、リゾート感も薄れます。空間にぴったり寄り添うお茶とイス。追求していきたいなと思います。

縁側カフェ!ほうじ茶with白菜漬け。

縁側。あぁ、なんて素敵な空間なんだ……。縁側には、えびらに干されたミカンの皮があったりします。昭和なポットに淹れたほうじ茶と、自家製の白菜漬けをふるまってくれるおばあちゃんがいたりします。おばあちゃんの膝には子猫が2匹いたりします。ほうじ茶を飲みながら、いくらでもおばあちゃんの青春時代を聞きますよ。白菜漬けをいただきながら、おじいちゃんとの馴れ初めも、10回目でも聞きますよ。
お茶と言えば、思い出すのが実家の母。彼女の生きがいは、家族にお茶を振舞うこと。お茶の在庫が切れようものなら、遺憾の念が彼女に安眠を与えぬ結果となってしまうため、実家からお茶が消えることはありません。冬場は彼女の本領発揮の場となります。ストーブの上のヤカンが常にお湯を沸かしているからです。お湯が沸いているヤカンは加湿器代わりになるため、蒸発すれば水を注いで、気が向けばヤカンのお湯を飲んだりするのが常ですが、彼女は蒸発を許しません。どうするかというと、ヤカンの口から蒸気が出るのを極力減らすために、蓋代わりとなるものでヤカンの口をふさぐのです。名づけてヤカン口塞ぎ。陶芸をたしなむ彼女が創作した、オリジナルの一点モノです。そして、家中の保温ポットを集結させて、湧いたお湯を次から次に保温ポットに注いでいくのです。こまねずみのようにヤカンと保温ポットの間を立ち回る彼女を中心に、家族の団らんは続きます。そしていきなり、彼女の魂の叫びを聞くことになるのです。「どうしよう!またお湯湧いちゃった!」湧いたお湯を収めるための、保温ポットの在庫が切れたのです。さりげなく席を立った父が、書斎から、新たな保温ポットを持ってきます。「ホラ、これに注げよ」。「あらー、嬉しい。良かったわー」。短い夫婦の会話が終わると、父は、「さて、と」と言いながら、猫よけペットボトルのごとく並んだ保温ポットの1つを手に取り、書斎へと向かいます。書斎で1人ゆっくりと、コーヒーを淹れて飲むために。

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ライター/writer koagari