建物面積<開放感=ハッピー!家作りを成功に導く吹き抜けの方程式

お気に入りをクリップ

このエントリーをはてなブックマークに追加
迫力の大空間リビングに豊富な部屋数、贅沢なインナーガレージ等々…。ゆとりある住まいは誰しも憧れますが、資金面やライフスタイルといった条件を織り込んでいくと、それほど広い家を持てるケースはそう多くありません。すでにある土地が狭いという場合もあるでしょう。
限られた面積の家こそ、思い切って吹き抜けを作るのがおすすめ。実際の建物面積以上に広く見せる、吹き抜けのメリットについてお伝えします。

西海岸をイメージした明るい吹き抜けのリビング

アメリカ西海岸をイメージしたというこちらの住宅。10坪ほどの土地に建つ狭小住宅ですが、大胆に設けた吹き抜けのおかげで、天井の高い本物の海外住宅のような雰囲気が再現されていあす。吹き抜けを作ると床面積が減ることに抵抗がある人も多いものですが、思い切ってメリハリをきかせたほうが広々と住まうことができるものです。

見えるのは、空。吹き抜け+大開口の強力タッグ

吹き抜けの良さは、高さを意識できること。せっかくなら一面を大開口部にして、2階まで届く大きな窓を付けてみませんか?1階部分には写真の住宅のように目隠しを施せば周囲の目線が気になることもなく、上を見れば常に青空を望める…なんて暮らしも夢ではありません。ガラス窓の面積を増やすことで室内の明るさも増し、家を余計に広く見せる効果も期待できます。

小さくても効果バツグン、省スペースの吹き抜け

平屋のような作りにこだわったこちらの住宅。敷地面積は十分にあるものの、住宅のコンセプトから外れる大きな吹き抜けは作らず、あえて小さな吹き抜けを設けています。中庭を望むダイニングの上に細長い吹き抜けを作ることで、明るさが増しています。風通しも良くなり、住環境の快適さがアップ。光と風をたっぷりと取り入れた、自然を感じられる家です。

吹き抜け周りは収納スペースにして有効活用

吹き抜けを作ると2階部分の床面積が減り、部屋がうまく作れない…。そんな悩みがある場合、中途半端に感じる2階スペースは、いっそ収納として広々と活用してみては?写真の住宅では、2階の吹き抜け周りの廊下に造作家具を設け、本や雑貨など、何でも収納できるスペースを作っています。下の階から見えないため、いろいろなものを遠慮なく置けるのがポイント。
人間は、平面的な広さに加えて「高さ」に対しても広がりを感じます。吹き抜けで縦方向への広がりを出せば、部屋を実際の面積以上に広く見せることができます。特に都心部などの狭小地であればあるほど隣家との距離も思うように取れず、周囲の目線も気になるもの。そんな悩みを解消するためにも、縦の空間に広がりを持たせる吹き抜けは持ってこいです。
吹き抜けを作る際には建材の断熱性能にこだわり、暑さ・寒さをきちんとコントロールできる家にすること。また、大空間の耐震性を確保するためには、厳密な構造計算に基づいた構法を選ぶことも大切なポイントです。


重量木骨の家
選ばれた工務店と建てる木造注文住宅
www.mokkotsu.com

関連まめ知識

関連Q&A

ライター/writer 玉置