著名な住宅建築作家の宮脇壇氏の『宮脇壇の住宅設計テキスト』学生の頃から熟読している僕の住宅設計のバイブル的著書であるが、内容は非常にやさしい言葉で書かれており、これから家を建てようとしている建主さんにとってもとてもよい参考資料になるかと思います。各章ごとに6〜10個の住宅設計に関する名言とその解説&図版が掲載されています。「天井高の高いのは成金趣味」だとか「子供部屋は四畳で十分」、「夫婦でも着替えは見せない」…等々気になる言葉の数々。この本を見ながら建築家といっしょにプランニングするのもいいかも知れませんね。
『宮脇壇の住宅設計テキスト』 著作/宮脇壇建築研究室 発行/丸善株式会社
第1章 土地の秩序に従う事は絶対条件
第2章 プランニングは生活の鏡、生活の母胎
第3章 断面は空間の喜びを生む
第4章 開口部は人間と自然の意識的な接点
第5章 部屋には部屋の約束がある
第6章 部位の持つ役割を明確にする
第7章 出てないディテールが大事
第8章 設備は陰で生活を支える
第9章 家具は住居と人間の両方に属する
第10章 仕上げは表面材でしかないのだが…
第11章 家の回りは中間領域として街に参加する