檜(ヒノキ)風呂
ヒノキ風呂のデザインや施工方法を選ぶ際の参考にして頂けるように、建築家の設計した住宅の「ヒノキ風呂」に焦点を絞って、デザインの優れたヒノキ風呂の画像と解説を多数集めています。
風呂好きと言われる日本人だからこそバスルームにこだわる方も多いのではないでしょうか。しかし、どう考えればいいのかわからない・あれこれと疑問に思うこともあるでしょう。
檜(ひのき)風呂
風呂好きの日本人に古くから愛されているお風呂。それは檜(ひのき)以外には思いつきません。
昔、『お風呂』と言えば『檜(ひのき)』でした。独特の木の香りが、かつての日本人の心をどれだけ落ち着かせてくれたことでしょう。
わざわざ入浴剤なんて使わなくても、お湯さえも柔らかく感じてしまう檜風呂。
木の香りに包まれて入るお風呂は、まさに『極楽~・・・極楽~・・・』
やっぱり木はいいですね。
檜(ひのき)風呂の維持管理って難しい?
旅館にあるような天然檜風呂が、もし我が家のお風呂だとしたら・・・
ユニットバスと違い、カビや黒ずみなどの清掃がむずかしいのでは??
木材なので耐久性が悪く、10年ぐらいで再びリフォーム、浴槽交換が必要なのでは??などと考えて二の足を踏んでいる人!
最近、一般の家庭では檜などの木製の浴槽は、あまり利用されていないので、家庭用のお風呂には不向きなのではないかと考えている。そんな方が意外と多いようです。
実際に木の浴槽は落ち着きますが、普通の浴槽に比べたらお手入れにちょっと手間がかかります。
そういう意味では、維持管理が難しいかも知れません。
檜(ひのき)風呂のお手入れ方法
入浴時間以外は換気して、乾燥状態を保つことが原則となります。
入浴した後は、必ずお湯を抜き、シャワーで水洗いします。お湯を入れたままにすると、お風呂の内側に『ぬめり』がついてしまいます。どうしても抜きたくない場合には、必ず『風呂フタ』をして、窓を開放して換気をします。換気ファンがあれば、必ず使ってください。
天日乾燥は避けましょう。表面が乾燥しすぎて、表面にひび割れが発生します。また、紫外線による劣化がありますので日陰の風通しの良い場所で乾燥させます。
日常の清掃は、浴槽を洗う時はヘチマや柔らかいスポンジなどでよく「水洗い」してください。洗剤は台所用の中性洗剤でも十分です。タワシは木の肌に傷がついて汚れが付きやすくなるので使用しないでください。
壁はシャワーをかけて水洗いします。
万一、カビが生えてしまったら、「カビキラー」「キッチンハイター」等をかたく絞ったキレイな雑巾につけ、拭いてすぐによく水洗いします。
5~6日またはそれ以上、帰省などでお風呂を使わない場合は、浴槽内に「水を入れたバケツか洗面器」を入れ、風呂フタをしてください。浴槽の乾燥による木の収縮を防げます。収縮すると隙間があき、水漏れを起こします。
慣れてしまえば大したことではない事でも、確かに手入れは大変です。
掃除も重要ですが、あと乾燥させすぎてもまずいし湿気ありすぎてもまずいのです。
気になる檜(ひのき)風呂の寿命
一概には言えないでしょうが、大体5~7年くらいで交換されているお宅が多いと聞きます。
まず、時間が経つにつれて檜特有の匂いが段々うすれてくるそうです。
一度使うと、もう檜でないと入れないと言いますね。
その為、5~7年くらいで交換という形になると思われます。
あとは、日々の手入れ次第というところが大きいと言えます。
檜(ひのき)風呂の価格と設置
価格はだいたい40~60万円ほどのものが一般によく出ています。
取り付けの注意点は専用のホルソーで穴あけして風呂釜と接続するので接続部から漏れが無いように慎重に確認することと、排水時に浴槽が水に浸からないようかさ上げして設置することが重要です。
毎日使うものだからこそ、しっかりした業者選びも重要と言えるでしょう。
檜(ひのき)風呂の風合いを持続する為のお手入れのコツ
まずは、お掃除の前にしっかり乾燥させることから始まります。
濡れた状態では根本的なお掃除は出来ません。
残念ながら、数日~1週間は掛かるのでしばらく入浴は出来ません・・・
乾燥させた状態で専用の白木洗剤などで表面の汚れを拭き掃除します。染み汚れについても同様に数日掛けて染み抜きをします。木材は乾燥しないと、中に染み込んだ汚れはお掃除できません。濡れている状態なら洗剤が染み込みにくいからです。
染み抜きすると本来の檜風呂の風合いを取り戻すことが出来ます。
まずは、しっかり乾燥させることが重要と言えるでしょう。
これを年に一度やる事が、檜風呂を気持ちよく維持できるのだと思います。
檜(ひのき)風呂・・・まとめ
檜風呂が長きに渡って愛され続けている理由・・・それは、他のお風呂にはない・決して味わう事の出来ない極上の癒し空間だから。
手入れが楽なユニットバスを選ぶのも、手入れは大変だけど檜の風呂を選ぶのもどちらもアリだと考えます。
維持管理の面では、確かに楽ではないでしょう。大変です。でも、それに見合うだけのステイタスがあります。
それぞれのライフスタイルにあった形を選びましょう。