和歌山県みなべ町の海岸に近い幹線道路沿いに建つバー併設住宅です。
施主が集めた家具や照明器具、食器など住まいに関わる「小さな構成要素」を分類・整理し、ルールと秩序を設定することで、そこから大きな建築を構築していく手法をもちいました。
ルールとしては、空間に現れる「線」、「色彩」は少なく、目に止まるデザインや既視感のあるパーツを無くす、そして、遠くから見て簡潔でクールだけれど、近くに寄ると触れたくなるような素材感をもつものといったものです。
結果、外観は大きさの異なる箱を積み重ねたシンプルな形状、1階はLDKと水回り、バー、2階は寝室のみというシンプルな間取りとなりました。そこに、「蛇籠と地元の石材」による塀や、「モルタル掻落し」壁、「しっくい塗り」の壁天井、「うずくり仕上の床材」等、さまざまな”建築の肌理”を持ち込むことで、飽きのこない豊かな表情をもちながら、施主の好みを「寛容に内包する建築」が表出しました。
| 構造 | 木造 |
|---|---|
| 階数 | 2 |
| 家族構成 | 夫婦2人 |
| 敷地面積 | 300.66 |
| 延床面積 | 124.45 |