築80年のリノベーションです。築100年の「主屋」と「離れ」の双方をリノベーションするという全体計画でしたが先ず「離れ」の方を着手しました。「離れ」は元々は今は亡き父親がアトリエとして長年使用していた部屋です。此処で定年退職後に仏師に弟子入りし本格的に仏像彫りを基礎から学び、体得してからお亡くなりになるまで大小40体近い作品を残しました。それを展示する空間を造る、というのがこの改造の大きな趣旨でした。元々はフラットだった天井を全面撤去、梁組みを現わし仕上げとして空間を広げました。内部には珪藻土、柿渋和紙、無垢フローリングと自然素材で構成、展示物の保存性のために調湿機能のある素材で全体を仕上げました。
現場所在地 | 姫路市 |
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構造 | 木造伝統工法 |
階数 | 平屋建て |
延床面積 | 50㎡ |
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