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構造

Q:天井は高い方が良いのでしょうか?

AQUAさん
天井は高い方が良いのでしょうか?
個人的には高い天井に何の魅力も感じません。
(吹き抜けはまた別です。)
程々に低い方が落ち着くと思いますし、蛍光灯を変えたり掃除するのも楽なんじゃないかなと思っています。
けれど、夫は高い方がいいと譲りません。
それぞれのメリット・デメリットを教えていただけないでしょうか。
(背の高い家族はおりません。)
2014年12月12日投稿
  • 106,899

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feve casa登録専門家による回答 No.001
kameplan architects

絶対的な高さではありません。

kameplan architects
AQUAさん、はじめまして。
kameplan architectsの大出と申します。

天井高さを感じる時には、
立っているのか、座っているのかで感じ方がずいぶん違います。
目線の高さの違い、と言い換えてもいいかもしれません。
目線が低い場所…ダイニングや和室などは、比較的低いほうが落ち着きが出ますし。
リビングや子供部屋など、立って見上げることがあるところは、
少し高いほうがいいかもしれません。

また、天井の色を明るめにし、壁との境に見切りという材料を入れないと、
天井と壁の境目がわかりにくくなり、天井自体に意識が行きにくくなります。

部屋につけるサッシや扉も天井と高さを合わせると、圧迫感が抑えられます。

天井が低いメリットとしては、暖房時に床と天井辺りの温度差が大きくなくなるので、
暖房効率が上がったり、部屋の容積が小さくなるので、冷房が効きやすくなりますね。
1Fの天井高さを抑えると、階段の段数も減らせるので、緩い階段に出来る場合もあります。
デメリットは、やはり感じ方でしょう。

ちなみに当事務所の天井高さの主流は2.1M~2.25Mですが、
特別低いと言われたことはありません。

低い天井を低く感じさせず、より落ち着いた空間にする為には、
イロイロ気を付けないといけない部分もあり、
設計で計画していく部分でもありますので、
もしご興味があれば、当事務所のホームページに設計例を掲載していますので、
ご笑覧ください。

とにかく、イロイロ空間を見られて、ご主人とよく確認される事をお勧めします。
2014年12月12日時点の回答です

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feve casa登録専門家による回答 No.002
鈴木隆之

仰る通り一概に言えません

鈴木隆之
仰る通り「天井が高い方が良い」とは一概に言えないと思います。

高い天井のメリットは

開放感がある。
お客さんが来た時に、驚く。褒めてくれる。
等々があると思います。

デメリットは
(人によって)落ち着かない。
光熱費がかかる。
コストがかかる。
等々があると思います。

高い天井でも、ledにすれば交換までのサイクルが長いので、
気にならないかもしれませんが、蛍光灯の場合、交換は、とても面倒だと思います。

低い天井の方が落ち着くというのは、その通りだと思います。
優れたお茶室は、人間と空間が一体化するかのごとく、低い天井だったりします。
低い天井ですけど、良い素材ですので、とても心地よいです。
御夫婦の好みですと、リビングは高い天井、
寝室は低い天井にするのが良いかもしれません。


鈴木隆之
鈴木隆之建築設計事務所
2014年12月12日時点の回答です

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feve casa登録専門家による回答 No.003
前田敦

天井高さ総合的に検討することが大切!

前田敦
AQUA
はじめまして

天井は高ければありません。
人は「高さ」と「広さ」のバランスで空間の大きさを認識する傾向があります。
例えば、トイレのように狭い空間では天井を高くすると、部屋として狭く感じるようにもなります。
まだ建設前の更地の状態で土地をみると
こんなに狭くて家が建つの?なんて思うこともありますが
それは天井にあたるものが天空になるので縦横比率から狭く感じるものです。

そして、メリハリも大切です。
狭いところから、広がりのある場所に出ると空間をより広く感じることが出来ます。

さらに、宮殿のベッドには天蓋付のものが多いように
寝室等の無防備状態になる場所は護られている感覚も大切なので、程よい高さ広さが必要です。


アドヴァイスとしては、メリットorデメリットということではなく
そんないろんな手法を使いながら、
家づくりの諸条件の中で総合的に検討することがたいせつです!
まさに、建築家が得意とすることでもありますので
一度具体的にご相談下さいませ!


■前田敦/atsushi-maeda
------------------------------------------------------------------
一級建築士事務所 前田敦計画工房 / mac-atelier
〒161-0034
東京都新宿区上落合1-27-6 KAFKA HAUS 305
TEL : 03-5937-5853 FAX : 03-6867-1303
mobile:080-4137-3927
URL : www.mac-atelier.com
mail: mac@mac-atelier.com
2014年12月12日時点の回答です

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feve casa登録専門家による回答 No.004
遠藤浩

高いところも低いところもあって、空間を楽しみましょう

遠藤浩
天井の高さは、低いところがあるから、高く感じるところがある、その逆もあるわけで、一軒の家の中でも、メリット、デメリットを生かし、変化に富んだ天井がある方が楽しい家になるのではないでしょうか。

また、屋根の形状をそのまま、天井に利用した斜め天井も窓の付け方、光の入り方で変化が付けられますし、緩いRをつけた曲面にするのも空間が優しい感じになってよいと思います。

天井の変化による空間の見せ方は、設計力によるところが多く、設計事務所の腕の見せどころでもあるわけです。

高い天井は、開放感のかわりに光熱費がかかります。
低い天井は、落ち着きますが、せせこましく思うときもあります。メリット、デメリットを生かし変化に富んだ天井で、空間をより魅力的なものにされたらどうでしょうか。
2014年12月12日時点の回答です

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feve casa登録専門家による回答 No.005
こちらの回答は管理者により削除されました。
feve casa登録専門家による回答 No.006
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feve casa登録専門家による回答 No.007
岸本建設一級建築士事務所

いっぱい皆さんご回答なさってますので

岸本建設一級建築士事務所
一言だけ、経済的な話・階段がきつくなったり・暑い寒いの問題
や開放感いろいろありますので、一概には語るのは難しいかと思いますが、普通の部屋ならやはり、使用材料の長さや適度の空間を考えると240cmぐらいがやっぱりいいようです。
2014年12月12日時点の回答です

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feve casa登録専門家による回答 No.008
田代智子

メリットとデメリット

田代智子
AQUAさま

はじめまして。ティー設計室 田代智子と申します。
所在は神奈川県になります。

メリットは、
空間を広く感じることができる=開放感。
高いところに窓が取れるので、狭小地などで普通の高さの窓では明るさが取れないとき効果的だと思います。

デメリットは、
暖気が上方へ上がりやすい、音が響きやすい(テレビなど)。

などが考えられます。

あとはやはり好みの問題になりますでしょうか。
住宅だけでなく、レストランなど店舗の空間も参考になると思います。
2014年12月12日時点の回答です

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feve casa登録専門家による回答 No.009
馬場邦男

「用途や広さによって高さも変えるのが良いでしょう」

馬場邦男
天井高さが高いほうが良いと思われるのは、グレードの高い家=天井が高いという一般的な見方かもしれませんが、例えば茶室は、座った視線の高さで落ち着く天井高さにするためあえて低く抑えますし、寝室も高すぎる天井では落着きません。建築は部屋の広さや目的によって最適な高さを設定されるべきです。広さや高さはバランスですので、低い天井のほうが落ち着く空間もあります。一元的な見方で判断するのではなく、そこに必要な体積がある空間が良い空間だと思います。常に相対的な見方で、様々な空間があるほうが面白いに違いありません。

B2inc.空間工房一級建築士事務所 馬場 
http://www.b2inc.jp
2014年12月24日時点の回答です

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feve casa登録専門家による回答 No.010
新田広史

「高い」、「低い」は不確かな個人的感覚。 確認を

新田広史
 メーカー住宅では「標準≒2.4m」「オプションハイ天井≒2.7m」などと決めていることがあります。スタッド長さを限定しているからです。そして多くの方がそんなもの、と考えたいして気にしていないからそれで決めているのでしょう。
 低くするぶんにはいくらでも低くできます。高くは吹き抜けにする以外はなかなかできません。
 設計家の設計では3mでも4mでも自由になります。構造、材料はその設定に合わせて考慮します。
 
 設計は寸法を決めなければなりません。何が「高い」のか「低い」のか明確にしなければなりません。ご夫婦で意見が異なれば中庸点を見出さねばなりません。
 体験し話し合うことが必要です。
2.4mはどこでも可能でしょう。3mですが、お子さんの学校の教室を利用して見るのはいかがでしょう。広い方向を見てはいけません。壁から離れはせいぜい3mくらい。そこで立ったり座ったりしてみるのです。住宅ではありませんから感じは異なりますが想像力を膨らませて。
 これは建築家が「普通は・・」と言って決まることでもありません。

デザインシステム新田建築事務所 新田広史
2014年12月25日時点の回答です

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