尾張旭の家は旗竿敷地に建っている。四方を住宅に囲まれているため、その存在は通りからごく一部分しか確認できない。
父親、夫婦、子供3人の3世代の家族構成である。
建築主の希望は3世代のそれぞれに個室を確保することと生活にゆとりと潤いを感じたいとのことであった。
狭小地ではあるがそれぞれの個室に良質の光を得るため、南の庭の奥行きを十分にとった。3層のプランにして3世代の生活動線がそれぞれ明快に整理され、プライベートを確保しつつも空間に広がりをもたせた。
玄関ポーチの上部に雨除けの跳ね出しスペースを設け、それをカフェスペースとした。この建物に生活する上でのゆとりと潤いのスペースである。
通りからもこのカフェスペースから漏れる光が建物のアクセントになり、またカフェスペースからは外界の景色(情報)が眺められる。
小さなスペースであるがこの家にゆとりと潤いのエッセンスをもたらしたことは間違いない。
現場所在地 | 尾張旭市 |
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構造 | 木造 |
階数 | 3階建 |
家族構成 | 父親+夫婦+子供3人 |
敷地面積 | 119.92㎡ |
延床面積 | 128.81㎡ |
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