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以前は大型住宅の割には地味な空間でした。派手にするつもりは元よりありませんでしたが高級感に物足りないものを感じ、根本的に見直すこととしました。
先ず正面のガラス面は床から天井までの大型ガラスで擦り加工していたので、折角の前庭が見えないことが残念なことと、ガラス面積が北面にしては大き過ぎるので半分に縮小、地窓の透明ガラスとする事で足元を透かして外庭の一部を見せる構成にしました。上半分はステンレスパネルのヘアーライン仕上げとして照明の反射を生かしました。また玄関戸は錆びて老朽化していたので新規に入れ替え、またドアの仕上げは漆黒の超艶消し仕上げとしてスタイリッシュなドアとしました。床面は散々悩んだ挙句、お施主様の了解を得て黒御影の鏡面仕上げとしました。アプローチが長いので、この位置に来るまで靴底は濡れずに済むだろうと云うことで敢えて反射性の高い本磨き仕上げとしました。黒い鏡面は虚像が薄っすら映り込み、高級感を演出するのに大きく貢献しました。
この写真「玄関ホールのインテリア2」はfeve casa の参加建築家「北野彰作/北野彰作建築研究所」が設計した「VILLA ROKKOU」写真です。「床材 」カテゴリーに投稿されています。
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