老後のお住まいです。それまで此の敷地には築80年の古民家が建っていて、長年お住まいでした。耐風圧的、耐震的、断熱的、省エネルギー的、防雨的等々、住まいとしての性能に著しい劣化が見られ、リノベーションするには費用が掛かり過ぎ、解体費は必要ですが思い切って小規模で平屋の「終の棲家」を」造る決意をされました。ハウスメーカー等に色々相談された挙句、高価格の割にプランの融通性に結局満足がいかず、設計事務所を頼ってこられました。一番気にしておられた台風対策としては先ず寄棟瓦葺(耐風圧的に有利)として軒先を出来るだけ張り出し、外壁は長期のメンテナンスフリーに配慮して総タイル貼りとしました。室内は勿論バリアフリー、熱的な偏りが出ないように高断熱・高気密化を図り、冬季の暖房対策として温水床暖房を設置、室内には漆喰塗として防臭・調湿・抗菌効果を高めました。
現場所在地 | 和歌山市 |
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構造 | 木造在来工法 |
階数 | 平屋建て |
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